2021 年 12 月 4 日、秋田大学の大学生の街歩き企画とのコラボレーションで、車椅子でのWheeLog! まち歩き体験を行いました。今回は約 20 名の方にご参加いただきました。
まち歩きの後は、秋田ボッチャクラブ Fire throw さまのご協力で、パラリンピック種目でもあるボッチャ体験会を行いました。
この日はあいにくの雨。1グループ4名に分かれ、1つの車椅子を交代で体験しながら、カダーレから改築された羽後本荘駅までの道のりを、WheeLog! アプリを動かしながら歩き、バリアフリーマップを作成しました。
そんなNAOのたまごのWheeLog! イベントの合言葉は「いつもと違う視点で街を見よう」です。
雨の中の車椅子移動はそもそも大変!! 傘をさしたり、カッパを着たり、荷物が濡れないようになど・・・、晴れた時よりも考えることがたくさんあります。
いつもなら歩道の段差などがバリアフリーでないことに気が付くという学びが多いのですが、今回は何といっても水溜り!
道路の水捌けのために設けた傾斜などが車椅子についても考慮されているところとそうではないところがあります。
駅の中はさすがに新しいため、エレベーターやバリアフリートイレなどがしっかり備え付けられていました。今回参加してくれた車椅子ユーザーの方からは、当事者目線では気になる部分がまだまだあるということを教えてもらいました。例えば、トイレ内で旋回をしたり、手すりに寄りかかり便座移動した後に手すりを跳ね上げられるようにするなどです。
このような配慮をするためには、施設や設備を作る行政や建築会社、設計会社の方の意識と知識が必要ではないかと思います。
参加した皆さんが実際に体験しながら、じっくり考えたり、WheeLog! の記録の写真を撮ったりと、あっという間に時間が過ぎてしまい、駅からカダーレへの戻り道は急ぎ足でした。ボッチャ体験も白熱し、みなさん楽しんでくれた様子でした。
まち歩きを終えて、バリアフリーマップへの投稿が増えました!
参加してくれた皆さま、ありがとうございます。
今までは秋田市、角館武家屋敷付近で開催し、今回は由利本荘市の駅前商店街での実施でした。これからも秋田県内の様々なところで街歩きイベントを開催していきたいです。
車椅子ユーザーが出歩くための一番のハードルは情報が無いことです。
「入りやすい飲食店があるかな」「トイレはあるかな」「段差は無いかな」という心配を
バリアフリーマップを通じて安心に変えていくために活動を続けてまいります。
これからも、あなたの街のバリアフリーマップをみんなで作っていきましょう!
次はどこへお邪魔しましょうか?!
ご一緒したい方は、ぜひNAOのたまごまでご一報ください。 (理事 須田)
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