2022年2月23日、子どもとのダイアローグというオンラインの企画を開催しました。
このダイアローグ企画は、代表佐々の↓↓↓という想いから企画されたものです。
「新型コロナで色々な影響を受けるようになって2年目。
子どもたちは保護者や生徒にコロナ陽性者が出ると学校からの指示に従って、クラスや学年、あるいは学校全体が休校になる中で学校生活を続けています。
学校でのコロナ対策は、各地域での判断に任されているという話。私の住む地域と他の地域では対応の方法は違うのだろうか? そして、学校で実施しているコロナへの対応は、子どもたちにどれぐらい説明されているのだろうか?
学校って誰のため、何のためにあったのか・・・。もちろん子どもたちの安全・安心に配慮しての対応であると信じてたい。でも、子どもたちとの対話が足りず、置き去りにされているように感じてしまうのは、私だけなのか?
子どもたちが何を感じているのか、大人も子どももフラットな場で互いに話をすることで、子どもたちが感じていても言葉にできていなかったことを言葉にしたり、誰かの言葉を聞いて「あ、そうなのかな?」という気付くことができる、そんなダイアロジカルな時間を共有したい!」
そして、当日がスタートしました。
参加してくれたのは小2~中3までの7名の子どもたち。
まず始めに保護者・学校の先生という立場の人が、いつもは言えないけれど本当はこんなことを思っているよとか、子ども達に聞いてみたいと思っていることなどを、対話しながら話題提供として話しました。
それに続いて子どもたちから、次々と言葉が飛び出しました。
「本当は〇〇なんじゃないかな?と思っていても話しにくかった・・・。」
「いつもの自分ならこんなこと言わないんだけど・・・・。」
「担任の先生に言いたいと思っても言えなかったこと。」
「他の子は〇〇についてどう思っているのかな?」
などなど。
参加した子どもたちからは、
・自分の本音が話せてよかった
・個性の強い子が沢山いたので多くの意見が聞けて楽しかったです。
・皆と気軽にはなせた
・確かに、はなしを聞いてくれる大人がいた
・僕は自分のできることをこれからしたいようになった。あと無理矢理やらされたけど何気に楽しかったです
などという感想を貰いました。
またそばで見守ってくれていた保護者からは、
・子どもたちが忖度なく話しているように見えたので、話しやすい環境になっていたのだと感じました。
・不登校のきっかけとなった事を、家族以外の大人に話すのは初めてだったと思います。傾聴してもらいながら話すことで、ようやく哀しみを表に出す事ができたのかもしれません。「大変だったね」と言ってもらって、自分は大変な目にあっていたんだと、少なからず抱えていた『不登校の負い目』を手放せるかもしれないと思いました。
・〇〇くんの話を聞いて、もっと子どもたちの声・想いに寄り添うことができる機会や場、大人が必要だと感じました。コロナ禍で様々な活動が制限されマイナスな感情が多くなっている中でも、「やりたいことは実行することができる」という経験ができるとコロナの捉え方も少し変わるんじゃないかな?なんて思いました。
という感想を貰いました。
時間が少し長く、子どもの集中力が途切れてしまうというご意見もあったので、今後どういう形で開催するかは検討していきたいと思います。
参加してくれた7名の子どもたち、ありがとう!
当初は最大40名を想定していた企画です。でも、みんなの中からたくさんの気持ちが飛び出してきて、子ども7名、大人8名というこの人数でなければ得られないフラットであたたかなダイアローグの場がとなりました。
ありのままにいることを「みんなと一緒」の学校では許されなかったので、”先生”という属性の人に不信感をもってしまっていた我が子の心を開いてくれました。あれから1ヶ月が経ち、最近とても積極的なんです。春休みに入った今、同級生と何やら秘密基地を作っていると秘密を打ち明けてくれました。入り口から間取りまでww。楽しそうです。